2016年4月23日

3つの質問




耳抜き講習を希望されるダイバーさんにグランブルーから、3つの事を質問します。

1 陸上で耳抜き動作ができますか(耳管を開けるか?)
2 風船を膨らませる事ができますか?
3 本当に海に潜りたいという気持ちがあり、行動をする事ができますか?




テキストの製作には試行錯誤を繰り返し、図やイラストでの解説の製作にも膨大な時間と労力を費やしています。


遊び半分の適当な講習内容ではありません。 教える側も一生懸命で、必死なんです。

全く今までと違う事に挑戦する事になるので、不快感をも覚えるかもしれません。
何言ってるのか全く分からない!
そんな風に感じる事もあるかもしれません。

それでも、-25mまで潜りたい! 50mを目指したいと思われたらご連絡下さい。



以下は、テキストの案内です。
参考までに。



講習の前に、家で練習してきて欲しい陸上でできる耳抜きのエクササイズがあります。
テキストでは、エクササイズについて一つ一つの動作を分かりやすく解説しています。

このエクササイズは、耳管が開かない(圧平衡を取れない)人が、80mの深度への潜水を達成した耳抜き方法 フレンッエル、マウスフルテクニックを応用したものです。

10mで耳抜きができなくなる人』
『頭を下にしたヘッドファーストになると耳抜きでなくなる人』
20mで耳抜きできなくなる人』
30mまで潜りたい人』
50mまで潜りたい人』 

初心者の方に有効となる、0m25mぐらいまでの深度に必要な耳抜きの問題を解決し、50mの大深度潜水を可能とする耳抜きのテクニック解説しています。

今まで我流で何となくやってきた耳抜き。
自分がどんな耳抜きをしているのかよく分かっていない人も多いと思います。

世間ではネットで情報を探せば色々な事が紹介されています。グランブルーが提供するこの新しい耳抜きテクニックも、そんな数ある情報の中の1つに過ぎないのかもしれません。

この新しい耳抜きテクニックを習得する事によって、100%潜れるようになるかの保証はありません。人によっては全く効果がないかもしれません。

それでも、
『本気で頑張ってみたい』
『少しの可能性でもあるのであれば試してみたい』
『挑戦してみたい』 
と思われたら是非講習に参加して下さい。
講習参加者にエクササイズの方法を記載したテキストを配布します。


 テキストを読んでエクササイズをする方は、
『一度テキストを読んだだけでは理解するのが難しいかもしれません』
『また23回やってみただけでは、できるようになるとは限りません』
1回やってみて出来なければ10回やって下さい』 
10回やって出来なければ50回やって下さい』
『一日やっても出来なければ翌日も続けて下さい』


このエクササイズは陸上で1人で練習することができます。
どこでもやろうと思えば出来る事です。
慣れてくれば風船がなくても軟口蓋や気道のポジションをコントロールする練習ができます。

紹介しているエクササイズをテキスト通りにできるようになったら、プールや海で実際に試してみましょう。


耳抜きが出来ない原因は一つではありません。
人によっては様々な要因が絡み合っているかもしません。

慢性的な鼻炎を治療し、首の柔軟性を高め、舌の筋肉を強化したことで、耳が抜けるようになった人もいます。

また日頃の習慣などからくる体の歪み、頭蓋骨の歪みが、耳抜きの左右差を生み出す原因となっているかもしれません。


・体質的に耳管が開きにくい場合は、
随意耳管開放法のテクニックを習得する必要があるのかもしれません。
耳管を開く筋肉を鍛えることが有効に働く場合があります。
この技術の習得には体質にもよりますが、継続したトレーニングが数年ほど必要となります。


・胸郭の柔軟性が不足している場合は、
静的ストレッチ(いわゆるヨガなど)を数年以上継続して行う必要があります。


・全く運動経験のない人の場合は、
呼吸筋の筋力が弱く、耳管を開くのに十分な圧力をかけられていない可能性も考えられます。
(バルサルバ法で抜こうとしているが抜けない場合)
この場合、12時間程度の有酸素運動を週3日~4日、半年~数年以上続ける必要があると思います。


100mを潜るダイバーも初めから100m潜れた訳ではありません。

『海に深く潜りたい』


その情熱を確かな形で行動に移してください。